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2019年2月

2019年2月24日 (日)

ユナイテッドJ2開幕戦 「うてーっ、ふじさわーーっ」

鹿児島ユナイテッド対徳島ヴォルティスを観戦しました。

試合は前半はヴォルティスのボール支配率が6~7割。ユナイテッドはマイボールになっても中盤で奪われるもどかしい展開。しかし、ヴォルティスの攻撃も両ウイングまでボールが渡ってもセンタリングができず、ボールキーパーまで組み立て直す。結局0-0で前半は終了しました。

後半にゲームが動き始めます。ユナイテッドが2-0とリードすると、ヴォルティスは2トップを4トップにして攻撃重視の布陣に。間もなくミドルシュートと低い弾道のニアサイドへのコーナーキックからシュートが決まり同点に。スタジアム全体がざわつきます。

その後も1点ずつを取り合いゲームは白熱します。最後は後半45分。中原秀人がこの日2本目のゴールを決めて4-3。ユナイテッドはロスタイム5分を無失点で乗り切り、J2開幕戦を勝利で飾りました。

小雨が降る中、ガタガタ震えながらの観戦。レインコートにゴム長靴姿でしたが、それでも手やズボンは濡(ぬれ)て冷えます。持参した水筒のホットコーヒーを飲み、屋台のチリドッグを頬張って暖をとりながらの応援。が、後半の激しい点の取り合いにしびれました。

試合を振り返ると、今日のユナイテッドのシステムは4-3-2-1。1トップの韓をポストにして中原秀人、中原優生、野嶽らが絡む中央突破の攻撃は迫力がありました。そして新加入のウイリアン、酒本、砂森の活躍も光りました。期待できそうです。しかし両サイドの縦の突破がないのが残念。特に左ハーフの藤澤(昨年は左サイドバック)、右サイドバックの赤尾(昨年はインサイドハーフ)はエンドラインまで進む意思が見られませんでした。まだ新ポジションに慣れていないんでしょうか? 

ところでこの試合、私にとってのハイライトはユナイテッドの3点目のゴールです。残り10分、藤澤が相手陣内のペナルティエリア前を左サイドから中央に向かってドリブル。この試合で初めて藤澤がフリーでボールを持ちました。私が「撃てーっ、ふじさわーーっ」と大声で叫ぶと、この声が届いたのか藤澤がミドルシュートを放ちます。ボールはゴールキーパーの指先のわずか上を越えてゴール右上隅へ。スタジアムは大興奮。私も思わずガッツポーズ。私の願いと選手のプレーが一致する快感を、スタジアムの観客席で味わうと最高ですね。

映画ならフラッシュバックで映される君と我とのシーンいくつか(俵万智)