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2019年1月 2日 (水)

フォワード戦を制するチームが勝利する

今日はラグビー大学選手権の準決勝。明治ー早稲田、天理ー帝京を続けて見ました。

第1試合の明治ー早稲田は開始早々、早稲田が明治のキックをチャージしてトライ。明治はかなり動揺しているように見えましたが、キックに失敗したフルバックの選手がその後すぐにペナルティキックを決め、それからは落ち着いたようです。とにかく明治はフォワードが強い。スクラムはもちろん、相手のラックのボールをフォワードが押し込んでターンオーバー。そのままトライに持ち込むなど横への展開よりも縦への突進が印象的でした。

第2試合の天理ー帝京。帝京は10連覇を狙う強豪。それに対する天理はスクラムが認定トライを奪うなど、こちらもフォワードが圧倒。何度もラックからサイドを突いてトライを奪う。前半の天理はキックをほとんど使用せずにとにかくつないでマイボールを維持。準々決勝ではキックの蹴り合いだったのに。この攻撃で帝京は完全に浮き足立ちました。後半早々トライを返したものの、試合を通じてノッコンやノットストレートなどのミスや反則を繰り返し、最後まで自分たちのプレーができませんでした。

私が子供の頃は、ラグビーの試合ではオープン攻撃などのバックスの展開が主。しかし今日の試合ではそんな一本調子は通用しない。展開の途中でカットインをするなどの変化がないと相手のディフェンスを簡単に崩せない。ずいぶん様変わりしましたね。

それと注目したのは外国人留学生。第2試合は外国人留学生の活躍が目立ちました。彼らは体が大きいのにバックスなんだから。強力なパワー、俊敏な動き、100キロを越える肉体が突進してくるのは脅威ですよね。

日本人は体が小さいからという一昔前の常識は通用しないみたい。力と力がぶつかり合うフォワード戦も迫力があっていいのですが、たまにはもうちょっと華麗なラグビーを見せるチームが上位に上がってほしいな。3年前のワールドカップ。ヨーロッパの選手は体が小さくても華麗なステップで相手のタックルをかわし、戦術もハイパント、グラウンディングキックを多用し、ドロップゴールも貪欲に狙う。ディフェンスでも巧みなインターセプト。思わずため息が出ました。こんな試合を日本のチームに披露してほしいと願うのは贅沢な悩みでしょうか?

無頼派と呼びたき君の中に見る少年の空澄みわたるなり(俵万智)

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