« 2018年11月 | メイン | 2019年1月 »

2018年12月

2018年12月29日 (土)

好きなことだけで生きていく。

「好きなことだけで生きていく。」(堀江貴文)を読みました。バファローズやフジテレビ買収騒動から実刑判決まで、大きく世間を騒がせてからもう5年。市立図書館で偶然この本を見かけ、気になって手に取りました。

要は「好きなことだけやれ。」に尽きます。つまらない仕事をするな、給料は我慢の対価ではない、好きなことや熱中することに打ち込むことが人生にとって大事だというメッセージです。そして何より行動すること。その大事さを繰り返し書いています。

ホリエモンの私生活の一端が書かれていますがぶっ飛んでますね。家を持たない(ホテル住まい)。自炊をしない(三食とも外食)。所持品はスーツケース1つ分(ノートパソコン、スマホ、そのコード類、衣服の4種類だけ)。会社を経営していますが社員は数人。

HIU(ホリエモンが講師の起業家育成塾みたいなイメージ)の経営について多くの文章をさいています。これは会員制で月1万円を払えば月2回の講習会(対談など)に参加したり、ブログに参加できるとか。会員数が1千人とあるので、HIUの月収だけで1千万円! すごい!!

ホリエモンが批判するような、私もサラリーマン人生から離れることができない人間。彼から「副業なんて中途半端、好きなことをやれ」と言われると、「???」となってしまいます。

ホリエモンは離婚しているので、本の中に彼の家族のことは1行も書いてありません。私にはそれが羨ましくもあり、無責任とも感じます。家族が好きではないなら簡単に捨てるんですか? と突っ込みたくなります。 

私だって仕事での人付き合いは嫌いですし、やっていることが時間の浪費だと感じることは多々ありますが、それはホリエモンのいう好きな仕事でも同じでは。また、平日の夜は「自分の意思」で毎晩娘の数学の勉強につきあい、1話のブログを書き、世界の人々と絵はがきを交換します。休日は市民農園、ユナイテッドやレブナイズの応援に行きます。毎日の家事は意思と言うより習慣になっていて、これが順調にできたり、家の中がきれいになると結構快感です。

私の稼ぎは遙かに及びませんが、そういう人生もありですよね。ホリエモンさん。

気の遠くなるまで生きて耕して(永田耕一郎)