宝くじはピン買いに限る
20年以上前でしょうか、「ギャンブルフィーバー」「ツキの法則」(どちらも谷岡一郎)という本を読みました。
当時の私は麻雀好き。おまけに私はいわゆる下手の横好き。「Aクラス麻雀」(阿佐田哲也)を読んでその気になったものの負けが多かったと記憶しています。
そんなとき谷岡一郎の本を読み、まさに「目からうろこ」でした。簡単に内容を説明すると、いわゆるテラ銭(客の掛け金から客が勝って儲けた金を指しい引いた金、親の取り分のこと)が大きいほど、勝負は損という話です。一番得なのはバカラ(おいちょかぶ)、一番損なのが公営ギャンブル、特に宝くじ。バカラは親の取り分が5%未満なのに対して、宝くじは半分以上が親の取り分(すなわち国の収入)。
でも「買わなきゃ当たらない宝くじ」。全国どこかで億万長者。その魅力ってありますよね。そういうわけで私はジャンボ宝くじ(ドリーム、グリーン、サマー、ハロウィン、年末)のときに1枚(300円)だけ購入するようになりました。うわ~せこいわ~。
そんな買い方をしていた十数年前のこと。たまたま宝くじ抽選会がテレビで中継されていました。財布の中に宝くじがあったことを思い出し、何気なく眺めていました。回転盤に矢がブスブス刺さり、女性が数字を読み上げていきます。組、万、千、百、十といずれも読み上げる数字が私の宝くじの数字と一致! 驚きつつも祈る気持ちで最後の数字を聞くと一の位が1つ違い!!
前後賞じゃん! と喜んだのもつかの間。それは2等(1億円)の抽選(ちなみに前後賞(1億円)があるのは1等(5億円)だけです)。それを見ていた周りの同僚は「これじゃ今夜はやけ酒だ」などと言って騒いでいました。「1枚ではなく連番で買っていれば」という声も・・・
その後、私はどうしたかって? 相変わらず宝くじは1枚しか買いません。よくビギナーズラックていいますけど、そのときにスッパリギャンブルをやめることができるかどうかが人生の分かれ道だと思っています。
前後してその頃、短大を卒業したばかりのかわいい女の子と一緒に仕事をしていました。彼女は「パチンコに行き、ビギナーズラックで30万円稼いだ、もう怖いからやめる」と言っていたそうですがパチンコ通いがやめられなくなったみたいです。その後彼女はできちゃったで寿退社したもののすぐに離婚。当時彼女と親しかった人に聞いても、誰も今の彼女を知りません。
身近に反面教師がいると冷静になれます。ちなみに今回買ったハロウィンジャンボ宝くじ。昨日の夜、番号を確認したら3千円の当たりでした。私にはささやかな幸運が似合うようです。
キオスクでチューインガムを買うようにサラリーマンが買う宝くじ(俵万智)
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