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2018年11月17日 (土)

チャレンジ自然農法(4)

今日の午後、妻の運転する車に乗せてもらい市民農園へ。先週に引き続き、チンゲンサイとカブを収穫するためです。畑の様子を見せたくて娘を誘いましたが「写真でいいじゃん」とのこと。

私の30平方メートルの畑は先週よりも一層青々と茂っています。クローバーの丈が15センチほどまで伸びたところも。また、地表がかなり露出していた、麦を播いた部分も小さなクローバーの一団があちらこちらに出現していました。しかしなによりぺんぺん草。畑一面に小さな白い花が競うように咲き乱れています。

カブを6つ。チンゲンサイを8つ。十分食べられる大きさに育ったものを畑から抜いていきます。チンゲンサイはところどころ虫食い穴が空いていますが気にしません。実際、調理のときに熱を加えると虫が食った青葉の部分は縮んでわからなくなります。味は変わりませんしね。

今日はホウレンソウも収穫。さすがに種をまいて2ヶ月。いくらなんでも遅すぎます。しかし、ホウレンソウは完全にクローバーの群れに埋もれていて、それらを掻き分けないと見つかりません。5株ほど収穫しましたがどれも細くて弱々しい。やっぱり草に負けたのかしら?

次は麦踏み。畑の中の麦や雑草を踏みつけながら歩くと、小さな羽虫が大量に湧き上がり、1~2センチほどの蜘蛛が何匹もぴょんぴょん逃げていきます。この畑ではトノサマバッタやテントウムシが数匹見かけました。また、ブロッコリーと芽キャベツが一本づつありますが、その大きな葉ごとに5センチ程度の青虫がついていました。こちらはずいぶん虫食い穴が空いています。体が大きいと食べる量も相当なんでしょうね。

私はこれらの虫の観察だけ行い、畑の境界部分の雑草だけをスコップで根ごと堀上げ、収穫したカブの葉をもぎ取って地表が見えている部分を覆い、本日の作業は終了。

しばらくして妻が車を運転して迎えに来ました。畑を見るなり「ひどすぎる。よくここまで草を増やしたねえ。周りの人は絶対悪口をいっているよ。草の種が飛んでいくじゃない」と悪態をつき続けました。

帰宅してデジカメで撮った畑の映像を娘に見せると「植物がたくさん育っていいじゃん」とそのまま受け入れました。しかし、私としては草だけでなく、昆虫の種類の豊富さや土や草のみずみずしさもわかってほしかったのですが、妻と娘にとっては「それがなんなの?」みたいです。目に見えにくい、そういうのも大事だと思うんだけどな。

最後に農業に詳しい妻が教えてくれました。「ホウレンソウは酸性の畑では育たないよ。ここもそうなんじゃないの」確かに鹿児島の畑は桜島の火山灰の影響でほとんどが酸性。たまにはいいことを言ってくれます。

見えぬ眼の方の眼鏡の玉も拭く(日野草城)

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