ハロウィンパーティーから一夜明けて・・・
朝の通勤にはバスを使います。これまでバス停には私一人で待つことがほとんどだったのですが、今年の4月からは二十歳ぐらいの目がくりくりした女性が同じバスに乗るようになりました。彼女は毎朝ぎりぎりの時間に駆けてくるので話をしたことはほとんどなく、目が合ったときに軽く会釈する程度の仲です。
今朝は珍しく彼女が早くバス停に。しばらくバスを待つ時間があったので、昨夜のハロウィンを話題にしてみました。
「あなたたちの世代ってハロウィンパーティーってするの?」
(首を細かく横振り)
「わたしは飲み屋から誘われたんで初めて行ってみたんだよ。変装したおじさんが結構いたよ」
「私はたまたま天文館に行ってたんですが、バイクをぶんぶんいわせて走る人がいて警察が追いかけてましたよ」
「こういうときに目立とうとして迷惑なことする人っているもんね」
(小さく笑いながら首を細かく縦振り)
「昨夜、私の娘が乗ったバスにはカオナシが二人。安部ちゃんが一人。宇宙人が一人いたらしいよ。笑っちゃうよね」
ちょうどバスが到着し、私は彼女と二人してニコニコ顔でバスに乗り込みました。私は彼女の名前はもちろん何も知りませんが、冷たく澄み切った朝にぴったりの気持ちのいいひとときでした。こんな朝が続くといいのに。
君を待つ朝なり四時と五時半と六時に目覚まし時計確かむ (俵万智)
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