« 幻のゴールデンアームボンバー | メイン | 女心は未知の世界 »

2018年10月11日 (木)

地元就職はつらいよ

ある企画書を作成するに当たり、鹿児島県の最低賃金がここ5年間でどれだけの伸びているのか調べてみました。なんと約15%の増。いまでもやっぱり景気低迷なんですか?

3年ほど前,鹿児島同友会の若手(といっても同世代ですが)との交流会に参加したときのことを思い出しました。このときのテーマは「若者の地元定着」。県内の大学,短大の就職担当者も招いて活発な意見が交わされました。

驚いたのは就職活動に対する親の影響力。学生が苦労して内定を得ても親に反対されて白紙になるケースが多いとのこと。

インターンシップで受け入れたり,西原商会のように求人のためのイメージCMを放送したりと,地元企業は知名度をあげようとがんばっているようですが,親が「そんな聞いたこともない企業はだめ,ベンチャーなんぞもってのほか」と子供の就職先を決めている実態を聞くとがっくり。安川電機すら知らない親を信用して昔の名前ででていますって企業に就職するって本気なの?

「地元就職なら公務員と金融業の人気が圧倒的に高い」が常識ですが,これも実は「親が知っている就職先はこれだけです」ってことかも。

こういう親をもつ学生は,就職面接で志望動機をなんて言うのかしら? まさか「親が御社を知っていたから」なんでしょうか?

  ビートルズのように生きたいぼくだけどビートルズの録音係を希望 (俵万智)

コメント

コメントを投稿