ストリートピアノ演奏旅行(熊本県:海のピラミッド)
おとといの5月2日月曜日、熊本県宇土市の海のピラミッドへでかけました。
鹿児島中央駅を午前7時21分発のJR川内行普通列車に乗車し、8時22分に川内駅に到着(950円)。
川内駅周辺を歩いたりして1時間弱時間をつぶしてから、9時22分川内駅発の肥薩おれんじ鉄道八代行普通列車に乗車し、11時53分に八代駅に到着(1日乗り放題:2800円)。
八代駅を12時9分発のJR鳥栖行普通列車に乗車し、宇土駅で三角行普通列車に乗り換え、午後1時26分に三角駅に到着しました(1130円)。
「海のピラミッド」は三角駅の目の前にあります。巻き貝のような外観をして高さは20メートルはあるでしょうか。とにかく異様なのでとても目立ちます。
ピラミッドの中は巨大な空間です。内壁と外壁にそれぞれ螺旋階段があり、頂上には展望台があります。1階にはトイレや観光グッズを置いてある売店がありますが、なにより1階フロアのど真ん中にピアノが設置されているのが最大の目玉。今回の旅行の目的です。
おばちゃんが楽譜を見ながら「上を向いて歩こう」をたどたどして弾いていました。20分ほど待ちましたが終わる気配がないので、隣接する物産館に寄って昼食を食べることにしました。
「あいランド食堂」で塩辛い「豚肉トロトロ定食(700円)」を食べてから戻ると、ピアノのおばちゃんはまだ居座っていて、おっちゃんが「サンタ・ルチア」を歌っていました。おっちゃんは気持ちよく歌ってはおばちゃんと話を続けるので、私もとうとう我慢の限界。
「私もピアノを弾いていいですか?」と割り込みました。おばちゃんはピアノを譲り、おっちゃんが「(途中で割り込むぐらいなんだから)相当上手なんだろうな」とプレッシャーをかける一言を言い放って、そばでじっと見ています。
私は「戦場のメリークリスマス」を弾いたのですが、左手が細かく震えます。これまでも度々こういうことがあったのですが、この日は極度に緊張していたのでしょう。途中で楽譜が思い出せなくなり、演奏を中断しました。
そこで次にケツメイシの「さくら」を弾くことに。これなら左手の動きは単純なので震えていても手首の力で演奏ができます。ミスタッチが何度もありましたが、こちらは最後まで弾くことができました。
午後2時44分の帰りの列車に間に合わせるために、すぐにピアノから離れましたが、こんどはおっちゃんが上手にピアノ演奏を始めていました。
帰りは往路をそのまま逆にたどり、鹿児島中央駅に到着したのは午後8時40分。これだけ長い時間列車に乗るとさすがに疲れました。それにしてもピアノでミスっただけでなく、演奏を中断したのは大失敗。悔いが残りました。いつかリベンジしたいですね。
青春はみづきの下をかよふ風あるいは遠い線路のかがやき(高野公彦)
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