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2022年1月22日 (土)

鹿児島県最北端の獅子島に公共交通機関で日帰りできるか?

獅子島は八代海にある孤島で、行政区域としては鹿児島県長島町の一部です。金曜日に獅子島探検の旅にでかけました。

私は車を運転しないので、公共交通機関を利用するか徒歩で移動します。長島町は交通の便が悪く、土日はさらに便が悪い。そこで平日の日帰りプランを組み立てました。

午前8時05分に出水駅から南国バス(長島行)に乗車、9時20分に長島町役場前で下車(料金1050円)、10時25分に長島町役場前から長島町巡回バス(諸浦桟橋行)に乗車、10時55分 諸浦港で下車(料金100円)

11時15分に諸浦港から天長フェリーに乗船、片側(かたそば)港(獅子島)に到着するも下船せずそのまま中田港(天草市)へ行き(料金410円)、滞在時間5分の間に中田港で乗船券を購入。中田港から片側港へ折り返し(料金400円)、12時50分に片側港到着

13時に片側港から歩き、13時50分に幣串港に到着。2時間ほど周囲を歩いて化石を探す(幸い幣串港から3キロ東にある立石集落の海岸でいくつか見つけました)。

16時30分に幣串港から獅子島汽船に乗船、17時05分に水俣港に到着(料金1350円)。

水俣港から水俣駅に歩いて向かうも、途中の国道3号線でバスを発見。17時30分に国道沿いにある港町バス停で南国バス(阿久根行)に乗車、18時00分に出水駅に到着(料金500円)

久しぶりに10キロ以上歩いたため、今日は太ももから股関節のあたりが筋肉痛になっています。妻は朝から「あんたみたいな物好きはいないよ」と毒づいています。

確かに私のような人はいなかった。私以外に乗客がいたのはフェリーでは諸浦港〜片側港(2人)、バスでは水俣〜出水駅(2人)だけ。それ以外の区間は私一人。獅子島を歩いているときも、道路で車とすれ違うことはあっても歩行者をすれ違うことはありませんでした。

獅子島に行くには、交通機関の時刻表をパズルのように組み合わせないといけません。まずフェリーの時刻表を基本に、最も交通の便が悪い長島町内のバス時刻表で最適解を導く。

それにしても獅子島島内の移動で期待していた電動自転車が利用できなかったのは誤算でした。付近の住民に訊いてみると、幣串港待合所にある電動自転車(3台)は獅子島汽船が到着したときしか利用できないとのこと。そういう情報はネットで検索してもでてきません。

そして水俣港から水俣駅まで遠いことも大誤算。30分もあれば着くと思っていたけど、結局おれんじ鉄道の時間(17時46分発)には間に合いそうにありませんでした。走れば間に合うかもしれないけど、くたびれた私には到底無理。

でも、一人旅だからこういう失敗だらけの旅も気楽にできるんですよね。

始まりのあれば終はりのある旅の途上でひとつ石を拾えり (香川ヒサ)

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