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2021年4月 3日 (土)

バス停で見かけた美少女に声をかけたら 

昨夜の仕事帰りのこと。バス停でバスを待っていると,中学生ぐらいの少女が時刻表や行き先の表示板を何度も見ているのに気づきました。マスクはしているものの目元が美しい,きちんとした服を着た小柄な少女です。この娘が周りを見渡していたので声をかけました。

「あなたはどこに行くつもりなの?」少女が教えた行き先は私の知らない場所。「バスの運転手にきいてみたらどう?」とアドバイスをしたものの,バスが数台停車してもそのままじっとしていて,バスはその度に周りの乗客を乗せて過ぎ去っていきます。

少女は別の女性にスマホで検索をしてもらったようで,そこでようやく目的地に行くバスの番号がわかったようでした。しかし「どうやらもうこのバスはいってしまったみたいです。どうしたらいいでしょうか?」と相談されました。

タクシーで2千円ぐらいの距離だったので,タクシーで帰宅するように勧めましたが,どうやらお金を持っていない様子。私は自分の携帯をこの少女に渡し,ご両親に相談するように言いました。

しばらくして,どうやらご両親と連絡がついたらしく,タクシーで帰るように言われたようです。この少女がタクシーに乗れるように,私はしばらく一緒に待っていましたが,そうこうしているうちに私が乗る予定のバスが先に来てしまいました。「ごめんね。もうバスが来ちゃったよ。手をあげたらタクシーが停まるから乗って帰るんだよ」を声をかけてお別れしました。

それにしても冷たいものですね。ひとりで不安な表情を見せている未成年者に,声をかけたのは私1人だけ。周りにはいい大人が20人以上,入れ替わり立ち替わりいるのに。

でも,この間,気になったことがひとつありました。少女が私の携帯電話で親と電話をしているときに,見知らぬ20代ぐらいの男性が私のそばによってきて事情を聞きにきました。ざっくりとあらましを話して彼女が自宅に電話をしていることを伝えると,そのままふらっと離れていきました。

この兄さんは,私が衆人環視の中でこの少女を拉致・誘拐すると思ったんでしょうか。嫌な世の中ですね。

大浪に引かれ出でたる心地して助け舟なき沖に揺らるる(西行)

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