「鹿児島ユナイテッドは昇格をあきらめない」のむなしさ
今日は快晴。風は冷たくなりましたが,美しい青空が広がる鹿児島では絶好のスポーツ観戦日和(かんせんびより)。白波スタジアムに歩いていき,鹿児島ユナイテッド対福島の試合を見ました。
スタジアムグルメでマルゲリータ(ハーフサイズ:500円)に,コップの縁(ふち)までなみなみと注(そそ)がれた黒島美人のロック(100円)を手に観戦席に着きました。
練習風景を見ている間にピザを食べ終えたため,今度はプラスチックの箱からはみ出るくらいに詰め込まれたからあげ(500円)と,もう一杯の黒島美人のロックをもって,再度観戦席へ。準備オーケーです。
試合はシーソーゲーム。開始早々鹿児島のFW薗田がゴール。福島が反撃してクロスから長身のイスマイルがヘディングであわせて同点。後半,ゴール前の混戦からまたも薗田があわせて勝ち越し。しかし,福島がまたシュートを決めて同点に追いつきます。
後半残り10分のところで,鹿児島の右サイドからのセンタリングに牛ノ浜が折り返し,萱沼が押し込んで勝ち越しゴール。このまま鹿児島が逃げ切って久しぶりのホームでの勝利となりました。
試合後は喉が枯れていました。大声での声援は禁止なのですが,つい,声を出しすぎてしまったようです。周りの方は迷惑だったでしょうね。でも,試合内容に満足できました。惜しいシュートも2,3回あって,見せ場が何度もありました。
試合後,薩摩剣士隼人の声が「俺たちは昇格を諦めない」とアナウンス。なんだか一気にしらけた気分になりました。昇格なんて,10月にセレッソU23に引き分けてから下位チームに連敗した時点でとっくに諦めています。あと3試合で勝ち点差が7。無理でしょう。これができるくらいなら,昨シーズンに降格するはずがないよ。
昇格,降格は確かに目標としては大事だと思います。でも,純粋にスポーツを楽しむのでもいいんじゃない。勝利はうれしいけれど,それだけを追い求めているとつまらない内容になっちゃうよ。鹿児島レブナイズなんてほとんど負けているけど,私は応援に行きます。だって面白いから。バスケットボールってこんなに面白いんだと教えてくれましたのは間違いなくレブナイズです。
勝利への執念はプロとしては当然。今日のゲームに満足。私は来週,昇格不可能となった消化試合でも必ずユナイテッドの応援にいきますよ。それでいいでしょ。
犬はいつもはつらつとしてよろこびにからだふるわす凄(すご)き生きもの(奥村晃作)
コメント