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2020年11月16日 (月)

「ぜひご一緒させてください!」のメールをどう解釈したらいいのか

先日,アラサーの男女2人の部下と一緒に飲んだときに,わたしのなじみの小料理屋の話になりました。通うようになって20年以上になること,メニューがないこと,先日お店によったときには店の障子貼りを手伝ったことなどを話すと,女性の部下が興味津々。男性の部下はこの店に連れて行ったことがあるので勝手がわかっていて「そうですよね」と相づち。

そのとき,女性の部下が「わたしも行ってみたい」というので気になっていました。

それから2週間後。気になっていた私は彼女にメールしました。「今日はいつものように一人で小料理屋に行きます。この間,興味がありそうだったので声かけしました。気が進まない,都合が悪いときは返信不要です」

数分後に彼女から返信がありました。「今日は都合がわるいので・・・すみません。でも,とても興味があるお店だと思いました。今度はぜひご一緒させてください!」

わくわくした気持ちで一人で飲みに行くところが,仕事が次から次へと舞い込んできて,退社は夜の8時。これじゃあ,あの小料理屋に飲みに行くのは無理。何しろ高齢のおばあちゃんのお店だから深夜になると大変失礼になってしまうのです。

そして,今日。どうやら仕事も定時に終わりそう。先週末の彼女からのメールの最後にあった「!」に期待して,再度メールで誘ってみました。「月曜日ですが行きますか?」

残念ながら返信なし。午後6時半になったので返信のメールが来るのを諦めて帰り支度をしていると,彼女が廊下を一人で歩いていた私のところに近づいてきて「今日は仕事をしたいのですみません」とお詫びを言いにきました。帰り間際に誘いのメールをした私も悪いので「気にしないでいいよ」と自分の非礼をわびました。

それにしても若い女性が私とさしで飲みに行きたいなんて,とても不思議な気持ちがします。彼女は独身ですが,おじさんに媚(こ)びをうるようなところはなく,髪はぼさぼさで白髪交じり,化粧っ気もない。それでいながら恥ずかしがることもなく「ぜひご一緒させてください」と言えるなんて。純粋に食べ歩きが好きなんでしょうね。

私も50歳を目前にして,女性に対してギラギラした態度はなくなったから,女性から警戒されることがなくなったのかも。女性が一緒にいてくれるってうれしいけれど,なんだか寂しさも感じてしまいます。

君眠る傍(かたえ)に雑誌読むときのこの静けさに過ぎてゆくべし(俵万智)

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