« 2020年4月 | メイン | 2020年6月 »

2020年5月

2020年5月30日 (土)

かごしま弁をしゃべるねこ その名は「にゃんどん」 

晩ご飯の後,妻がスマホを私に見せてきました。「ねえねえ,鹿児島弁をしゃべるねこがいるんだけど知ってる?」

スマホを持たない私は,投稿された動画などをみることはまずありません。妻が教えてくれた「鹿児島弁をしゃべるねこ」の動画をみたら,なんとびっくり生粋(きっすい)のかごんま弁をしゃべってる!

しかも妻が言うにはこの動画,鹿児島県が編集している「どんどん鹿児島」にアップされているとか。「前は全然面白くなくてこのサイト死んでたのよ。それが最近はこういう挑戦的というか,面白い動画や写真がつぎつぎとアップされてるの。県がこういうのをのっけて大丈夫かなって思うぐらい」

わたしは「どんどん鹿児島」を見たことはありませんが,妻がしばしばそのサイトに鹿児島県内の写真(画像データ)を投稿しているのは聞いていました。鹿児島県が運営しているとあれば,営利活動や正体不明の(なんとんしれん)サイトや投稿は載せないだろうと思っていましたが,どうやら私が考えていたものとは違うようです。

きっと鹿児島県の担当部署の上司がかわったんでしょうね。このサイトを運営する課の上司が交代したのか,それとも考え方を変えたのかは不明ですが,ここまで勝負しているとなると簡単な決断ではないでしょう。こういう突き抜けた企画は,あれこれけちをつけるおじさん公務員(過去の成功体験にしばられて発想が現実についていけない上司)や,おばちゃん公務員(なんでも杓子定規にやれば間違いないの信奉者)が現れて頓挫するというのがお約束。それを打ち破るとなればトップダウンか,担当者が腹を決めてやっているかのどちらかでしょう。

それにしても「にゃんどん」。よくできてます。口の動きがぴったり。どうやって編集するのかしら。しかも鹿児島弁がすごい。私は普通に聞き取れますが,私の娘世代だとちょっと理解するのは難しいかもしれません。

しゃべってる内容もコロナ対策というところがいい。セリフに出てくる,山形屋,エーコープ,かすたどん,など郷土色の強いところもなかなかグー。このキャラの濃さだと薩摩剣士隼人に出演するかも。

「この猫は毒があるから気をつけて」と猫は喋(しゃべ)った自分のことを (穂村弘)