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2020年3月15日 (日)

「マンガ・アニメのトラウマ最終回」で気付いたこと 遙の夢だったんだ

先日,バスを待つ間,冷たい風を避けるために近くのローソンで立ち読みすることにしました。

何気なく書棚に目をやると「マンガ・アニメのトラウマ最終回」という黒い表紙の本が目に入りました。ぱらっとめくると「ガッチャマン」の最終回が。チーム全員が死亡するという衝撃的結末が出ていて,私がまだ保育園児だったころを思い出し,さらにページをパラパラとめくりました。

紹介されているアニメ・マンガは昭和40年代から平成初期まで。もちろん,私が生まれていない時代やテレビで放送されていない(KKBが放送されたのは私が中学生のとき,それまではMBCとKTSの2つの民放しか放送されていませんでした)ので見ていない番組もあったのですが,それでも懐かしくて,バスの到着を気にしながらもざっくりと目を通しました。

そして目が釘付けになったのが「東京大学物語」(江川達也)でした。私が高校・大学生の頃でしょうか。青年誌に連載されていたのは。その後,ドラマ化までされた人気マンガです。

妄想癖があってプライドが高く,成績優秀の主人公が,水野遙というかわいくて天然ぼけでおっぱいのおおきい,男性の欲望を如実に表現した同級生との恋愛を描くラブコメマンガです。

私が読んでいたのはコミックでいうと5巻ぐらいまで。主人公が高校3年生から東大受験に失敗して浪人生活を始めるところで記憶がなくなっています。その頃には私は興味を失っていたのでしょう。

コンビニでそんな昔のことを思い出しながら読みすすめると,なんとこの「東京大学物語」の最終回は小学生の遙の夢だったというオチ。34巻まで連載が続いていたというのも驚きでしたが,こんな結末だったとは。しかも,この本で紹介された内容を読むと,コミックの1巻(週刊誌だとおよそ10週分)がまるごと二人のセックスシーンの描写だったこともあったとか。青年誌に連載とは言え,ここまでくるともはやラブコメマンガじゃないよ。

受験勉強を巡るマンガと言えば,私が中学3年生のときに少年サンデーに「はっぴぃ直前」(克・亜樹)というマンガが連載されていました。中学の同級生がこのマンガの熱心な読者で私に見せてくれました。こちらは難関高校を受験する平凡な男子中学生と美人家庭教師のラブコメ。こちらもマンガが高校受験を迎えたところで私も高校に進学。そうなると少年サンデーを読む機会はなくなり,その後のストーリーはわからないまま。でも,ありえないよ,という展開が多すぎて共感できず,その後のストーリーに興味はありませんでした。この日立ち読みした「トラウマ最終回」に見当たらなかったので,ハッピーエンドらしき結末だったのかも。

そしてもう一つが「冬物語」(原秀則)。こちらは大学浪人の男性が主人公。偏差値50未満の三流大学すら合格できない落ちこぼれと彼を取り巻く青春群像といったところでしょうか。登場する人物がちょっと格好よすぎるところもありましたが,夢に向かって歩きだす彼らに素直に感動しました。私が高校3年生のとき。単行本を同級生で回し読みをしていました。

受験マンガの代表というと「ドラゴン桜」ですが,私は一度も読んだことがありません(ドラマがあったのは知っていますが,こちらも見ていません)。やっぱり,自分自身が高校・大学に合格してしまうと,そういうマンガって一気に興味を失ってしまうのかもしれませんね。

ものの芽のほぐるる先の光りをり(深見けん二)

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