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2020年2月23日 (日)

娘と50分の長電話 無口な私でも家族との会話だとこうなるのかな

昨日は関西に住んでいる大学生の娘から電話がかかってきました。

娘の話は次から次から湧き出てきます。最近始めたアルバイト先で仕事ぶりをみとめられたことやそのときの出来事,別のアルバイト先であるパン屋さんでは残り物を持ち帰るときは50円の値段がついたので,持ち帰りをやめて廃棄時のつまみ食いに方針を変えたことなど,私からすれば他愛のないことを面白く話してくれました。

私はもともと無口な方で,一人本を読んだり空想に耽(ふけ)ったりするのが好きでした。だから,高校生の寮生活,大学生のときの一人暮らしも全然苦にならず,親に電話することも本当に珍しいぐらい。

今から30年前といえばテレフォンカードで公衆電話から電話をしていた時代。それからすると今の子ども達は携帯やラインでいつでもつながる,いつでも話ができる。時代は変わりましたね。

ちなみに娘の携帯代は私たち(親)が負担しています。家族4人で1万8千円ぐらい。私はガラケーでほかの3人はスマホ。簡単に計算はできませんが,娘の携帯代は頭割りして5千円ぐらいでしょうか。

大学生の娘の家賃と光熱水費も私の口座から引き落とし。これが合計して8万円弱。実質仕送りと言えるのは食費の3万円だけ。全部あわせて10万円を少々超える程度です。

私が大学生のとき。今から30年前もやはり仕送り代は月10万円でした。家賃が4万5千円。共益費や電気代が5千円。残りはほとんど食費(エンゲル係数が高すぎる!)。稼いだバイト代は本など趣味に使う。そんな学生生活でした。そして電話が学生アパートにはない生活でした。

比べてみると,30年も経つのに仕送りの費用ってほとんど変わっていないことに驚きます。その内訳は時代性を反映しているのに。いかに日本が暮らしやすくなっているのかがよく分かります。失われた20年という言葉がありますが,生活の質は大幅に向上しました。コスパがすごくよくなりました。これは間違いありません。

交通費はほとんど据え置き(航空券は格安に),食事も多様化するのに費用はほとんど変わらず,家賃も据え置きで家のグレードはアップ,電話代にしても固定電話とスマホでは比べものになりません。21世紀初頭からは日本は停滞の時代だと人はよく言いますが,私にとってはこんなに生活のコスパが改善した20年はなかったと思います。

娘と電話をしながら,私はそんな30年前の貧乏学生時代を反芻(はんすう)していました。

うめ一輪一りんほどのあたたかさ(服部嵐雪)

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