ルパン三世を娘とみたけど,やっぱり山田康雄が一番
先日テレビでルパン三世の最新作が放送されていました。高校3年の娘はそれを録画していたので,今夜は30分程度ですが,晩ご飯を食べながら一緒に見ました。
「ルパン三世」は私が生まれる(1971年)ときには既にデビューしていたわけですから,恐ろしいほど長く続く長寿アニメ。私が小学校に入る前後には日曜日の朝に放送されていて,朝ご飯を食べながらルパン三世を見ていました。
私が中学生のときには,昔の番組が夕方に再放送されていて,「ワルサー ピー さんじゅう はちー」という歌とは思えないような,無理矢理曲をつけたエンディングソングを一緒に口ずさんでいたのが懐かしい。
ところで今夜の再生。全然楽しめない。ストーリー展開をどうこうというよりも,ルパン一味の声が違いすぎる。特にルパンは山田康雄じゃないとどうも違和感を感じてしまいます。次元大介にせよ,石川五右衛門にせよ,峰不二子にせよ,「えっ,こんな声じゃないよ」と突っ込みたくなってしまいます。山田康雄から栗田貫一になって久しくなりますが,それでもやっぱり山田康雄の声がいい。刑事コロンボの声が小池朝雄じゃないとだめ,水戸黄門は東野英治郎でないとだめっていうのと同じです。
それこそ私が小学生の頃,映画「カリオストロの城」が地元の映画館で上映され,私も見に行きました。宮崎駿監督だと知ったのはずっと後のことですが,ハラハラドキドキのストーリー展開といい,しゃれたセリフ(銭形警部が最後にクラリスに言う「ルパンはあなたの心を盗んでいきました」)といい,非常に感動したことを覚えています。
娘もどういうわけかルパン三世が大好きで,映画版(2時間モノ)がテレビで放送されるときはいつもDVDに録画しています。何度も繰り返し見ているのか聞いたことはありませんが,普段は再生して見た後は消去するのに,ルパンシリーズはずっと保存しているのでよほど面白いのでしょうね。ただ,映画を見ての感想は一度も聞いたことがありませんが。
今日見たルパンでは,オープニングテーマ「ルパン・ザ・サード」を松崎しげるが歌っていました。どうせなら,もっと声量を前面に出して歌って欲しかったなあ。いい曲なんだから。そしてイントロの「キュイーーーーーン ルパン・ザ・サーーード」にしびれるのは,今も昔も変わりません。
次に会う約束もせず別れ来て「水戸黄門」を最後まで見る(俵万智)
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