歩行者優先を知らないドライバー 車優先(?)を知らない野生動物
今朝の朝日新聞に交通事故の記事が載っていました。
「小学生3人はね 病院職員を逮捕」の見出しで,「熊本県の町道で,横断歩道を渡っていた小学生3人が軽自動車にはねられた。容疑者は『横断歩道の手前でとまってくれると思った』と話しているという。当時は5人で集団登校しており,信号機のない交差点の横断歩道を渡っていた」とのこと。
鹿児島県内のドライバーは知らないようですが,横断歩道は歩行者が優先です。横断歩道を渡ろうとする人がいれば,ドライバーは停車しなければなりません。ましてや横断中の歩行者がいるのに突っ込むなんて交通ルール無視もいいところ。赤信号で交差点に突っ込むことと同じです。
私はバスを利用していますが,バス停近くの横断歩道には信号機がありません。そのせいか,私が横断歩道を渡ろうとしていても車は1台も止まりません。この10年で10台もいません。同じ時間に同じ場所を通過する人なのでほぼ決まった人たちでしょうけど。非情な(交通ルールに無知な)人ばかり。
この現象は鹿児島市内だけにとどまらず,熊本県でも同じだったんですね。ドライバーは対向車やバイクに注意を向けても,歩行者のような弱者は止まって当然,まさか死ぬようなバカなまねはしない(車が近づいているのに道路にでてこない)だろう,と高をくくっているんでしょう。
また,今日のネットニュースでは,鹿児島市春山町で18歳の会社員が横断歩道を横断中に大型トラックにはねられて死亡したとの記事もでていました。見通しのよい交差点にもかかわらず,ドライバーは「歩行者にぶつかって初めて気づいた」とコメント。漫然運転といわずして何という。
歩行者は「自分の命は自分で守る」,「自分の命を交通ルールに委ねない」ことが大事ですね。
そしてドライバーの皆さんもどうぞご注意を。同じ過失運転致死でもルールを破った(横断歩道にいる歩行者を轢き殺した)方が罪が重いんですよ。鹿児島県内のドライバーは知らないでしょうけど。
話は全然違いますが,道路を走るとタヌキやネコの死骸を見かけます。数日前は野ウサギの死骸が転がっていました。私の住まいは鹿児島市とはいえ郊外ですが,まさかウサギまでいるとは。妻にこの話をすると「あら,すぐそこのガソリンスタンドに入ったときにはイノシシのおしりが見えてたよ」
野生動物も車に注意! ドライバーも野生動物に注意! 私の田舎では軽自動車が道路を走行中にイノシシにぶつかり,廃車になりました(イノシシはそのまま逃げていったそうです)。
赤信号みんなで渡ればこわくない(ビートたけし)
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