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2019年10月

2019年10月26日 (土)

サッカールヴァン杯の大熱戦とイングランドのパーフェクトゲーム

サッカーのルヴァン杯,北海道コンサドーレ札幌対川崎フロンターレの試合をテレビで観戦しました。テレビ解説の清水氏が何度も繰り返しコメントしたとおり,まったく勝敗の行方がわからない手に汗握る大熱戦。

先制したのはコンサドーレ。味方のセンタリングにMF菅大輝が鮮やかなゴール。鹿児島ユナイテッドも見習って欲しいポジショニングです。私が再三再四指摘しているファーサイドのポジション取りをコンサドーレはしっかりとできていました。鹿児島ユナイテッドもこれができていれば降格争いなんかしなくて済むのに。このファーサイドのポジションにアタッカーが一人いればと思うシーンは何度あったことか。

それはともかく,コンサドーレは先制してからは5バックで完全に守りを固め,カウンターに徹します。ところが前半終了間際にフロンターレが同点弾。1-1になったことで後半は両チームが激しく攻め合う展開になりました。

後半先に追加点を入れたのはフロンターレ。試合を優位に進めますが後半ロスタイム。コンサドーレはコーナーキックからのヘディングシュートが鮮やかに決まってまたも同点に。延長戦にうつります。

延長戦で先制したのはコンサドーレ。延長前半すぐに鮮やかなフリーキックが決まります。退場で一人少ないフロンターレも反撃。後半早々にまたもや同点に追いつきます。

最後はPKにもつれ込んで6人目。フロンターレのゴールキーパーがコンサドーレのシュートを防いで初優勝となりました。PKは運の勝負。これで優劣を論じません。お互いが死力を尽くした好ゲームでした。

その1時間後はラグビーワールドカップのイングランド対ニュージーランドをテレビ観戦。こちらはキックオフからイングランドが連続攻撃を見せて1分少々で先制のトライ。王者ニュージーランドの選手達が十分体が動いていないうちに不意を突いた攻撃が見事にきまりました。

さらにイングランドのディフェンスは出足が早い。ニュージーランドがバックスに展開しようとするとイングランドはディフェンス陣が素早く前にでてタックル。ニュージーランドの選手達を前に進ませません。

そうしてニュージーランドが反則を犯すとイングランドはすべてペナルティキックを選択。これを次々と決めて点差を広げていきます。

ニュージーランドはこれまで見せていたようなバックスの素早い展開やオフロードパスが姿を消しました。まるで日本が南アフリカで敗れたシーンを再現しているかのように。

終わってみればニュージーランドの得点は,イングランドのラインアウトのミスをスチールしてそのままトライしたときの7点のみ。19-7と一方的な試合でした。この結果を誰が予想したでしょう。イングランド監督のエディ・ジョーンズは本当に天才的指揮官かもしれません。

ラグビーの頬傷ほてる海見ては(寺山修司)