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2019年7月 4日 (木)

高校生の娘の学習計画をたてて1週間 計画どおりに進んでますか?

週末、高校3年の娘の進研模試が終わった後、一緒に勉強の計画を立てることになりました。計画を立てようにも私は娘が普段何を勉強しているかを知りません。そこで全教科の授業の内容と予習復習の取り組み状況を訊いてみました。

まず国語。古文漢文は授業中に意味を調べるので予習なし。復習はテスト前だけ。英語も単語の意味を授業中に調べるので予習はせず、復習はテスト前だけ。

そして数学。1,2年生のうちにすべての範囲を修了しているので現在は問題集を解いているとか。授業中に生徒が当日の範囲の問題を板書する時間に次回の範囲を解いているので授業以外に予習せず。そして復習もしていない。

理科社会も課題(宿題)があるときはやるものの、基本的にテスト前に復習するだけ。

そして独自の勉強(問題集)もまったくしていない。要するに学校からでた課題をやるだけで、授業の予習復習はまったくしていないということがわかりました。これで受験生なのかね。トホホ。

本人は英語、数学、日本史を重点的に勉強したいということでした。それらを考慮して次のように計画をたてました。

平日。朝食前に英文法問題集を1単元(4ページ)30分。通学バスでキクタン。学校の始業前に数学の基本問題2問(20分)。放課後に数学の基本問題4問(40分)。帰宅してから日本史の記述問題1問(30分)。英語長文問題集を1単元(4ページ)30分。

週末。平日に解いた問題集の復習(もう一回解く。それぞれ1時間)。Z会の国語と日本史を1日1問(それぞれ30分)。残りの時間に学校の課題。

問題集の程度は初級クラス。2週間で終わる分量。数学も基本問題。とにかく簡単な問題を毎日確実に解き、そして前日解いた問題を5分でいいからもう一度見直すようにと何度も念を押しておきました。大事なことは基礎の定着。そこをおろそかにしていると絶対に学力は伸びないと口を酸っぱくして言いました。

で、この3日間。大雨で学校は休校。私が見る限り、家にいる娘の態度は従来と変わりません。学校が休みだと喜んでいるだけ。いったい誰のための計画なんだか。

「啓発」という言葉。これは論語が出典です。「憤(ふん)せずんば啓(けい)せず、悱(ひ)せずんば発(はっ)せず」(論語 述而第七)。口語訳は「(わかりそうでわからず)わくわくしているのでなければ指導しない。(言えそうで言えず)口をもぐもぐさせているのでなければはっきり教えない」です。

孔子は啓発主義でした。本人がやる気をもって勉強しない限り、何を言っても無駄ということ。昔だったら跡を継げとか農作業を手伝えと言えたのにね。しかし、現代社会では無駄とわかっていても、何度も繰り返し教えるしかない。考えてみれば、今の子ども達は昔のような肉体労働的な逃げ場がなくて可哀想とも言えますね。

私語やめぬ生徒を叱りつけておれば古典文法ひ、ひ、ふ、と笑う(俵万智)

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