アボカドの移植は難しい 100万円の不動産も売るのは難しい
朝は市民農園へ。ゴールデンウィークに直まきをした米はまったく見当たりません。完全にクローバー畑になっています。その一方で、3週間前に植えたかぼちゃの苗は3つとも順調に生育していました。蔓(つる)が伸びてもうすぐ歩道まで届きそう。つぼみも大きく膨らんでいました。クローバーに埋もれていても元気です。また、先週植えたキュウリは生長はしていませんが元気にしていました。どうやら無事に根付いたようです。クローバーを刈った直径30センチの円の中心に小さいながらもしっかりと葉を広げていました。こちらも安心です。
畑の周囲にあるクローバーや雑草を刈り取り、周囲から苦情が来ないであろう程度に手を入れて本日の農作業は終了。薹(とう)の立ったセロリ1本も鎌で細かく切り刻んで畑にまいておきました。
帰宅してからは妻と庭の手入れ。玄関近くに植えたアボカドが1m50センチの高さまで伸びていて、妻から「こんなところに植えるんじゃねえよ。通行の邪魔だろうが。さっさと移植しろ」と常々言われていたものです。元気な今の時期に鉢に植え替えを試みました。
しかし、木の周りをスコップで掘り起こそうにもコンクリートで挟まれた20センチ程の隙間に植えてあるため作業がやりにくい。20センチ隣には低木の枝も伸びているし、地中には石があるしで土を掘ること自体が難航。結局10センチも掘ることができず、木を引き抜こうとしたときに根がボキリと折れてしまいました。根の長さは10センチ程度。一応そのまま鉢に植えましたがダメでしょうね。またアボカドを食べたときに、再度種をとっておいて、もう一度最初から育てることとしましょう。
午後は小料理屋のおばちゃんから提案のあった不動産(宅地)を妻と現地確認に。行ってびっくり、山の斜面の段々畑ならぬ、段々住宅地の一角でした。周囲には所狭しと住宅が建っています。錦江湾側が開けているはずが眺望は隣の家に隠れてぜんぜん見えない。
そして形状も最悪。山の斜面(コンクリートで塗り固めてある)に降った雨が道路を挟んでその宅地に流れ込むのが十分予想されます。しかも道路沿いに隣接する宅地とはやはり1mぐらいの段差があるため、四方が擁壁だらけ。
JRの駅からは歩いて20分はかかりそう。ここで生活するには車が必要ですが、現在の形状では車の乗り入れは無理。だからといってこの宅地を道路並みの高さに盛り土する場合、さらに周囲に擁壁を設置する必要があるため、工事費だけで土地代をオーバーしそう。おばちゃんが言うには600万円の土地ですが100万円で売りに出ても「誰が買うの?」というレベルでした。
ちなみに道路向かいの土地は駐車場。この駐車場は道路からさらに3m以上の高さがあります。入り口の坂を登って利用状況を見てみると雑草が生い茂っていて利用の形跡なし。なんだか恐ろしさを感じてしまいます。
帰りにアイスクリームが食べたくなり、近くのコンビニに寄りました。店内の棚はガラガラで商品は数種類しかありません。店員に尋ねると「今月末で閉店するので」とのこと。
おばちゃん。悪いこと言わないから格安にして早く手放すことが最善だよ。我が家のアボカドのように、早めに移植していれば対応できたことが、どうしようもないと放置すれば元も子もないことになっちゃうよ。マーフィーの法則にもあるでしょう、「最悪の時にどうしようもないと放置すると最悪と言っていた時よりももっと悪い状況になる」ってね。
アボカドの固さをそっと確かめるように抱きしめられるキッチン(俵万智)
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