自然農法の麦を収穫 いよいよ本命「ハッピーヒル」の栽培が始まるぜ
今日の午後、市民農園で麦の刈り取りを行いました。
先週見たときには、穂が黄金色だったものの、垂れていない。しかも青みが残る穂がまだまだ見られたのですが、今朝様子を見に行くと2割ほどは穂が垂れ、黒く変色した麦も数本見つかりました。これはまずいと思い、今度は鎌をもって再び畑で行きました。
種を播いたのは昨年の10月13日。それから3ヶ月ほど麦踏みを行い、2月からは放置状態。最初はぺんぺん草が大量に繁殖し、2月からはクローバーが大量に繁殖する異常な畑のなかで、麦はすくすくと生長しました。
3月には出穂(しゅっすい)していたのですが、初めてのことなので刈り取り時期がよくわからない。ネットで調べてもコンバインの使用が前提の論文ばかり。やはり自分の直感で判断するしかありませんね。
まだ青みが残っている穂(全体の2割程度)は残しましたが、黄金色に色づいた穂はすべて刈り取りました。といっても穂刈です。15平方メートル程度しかありませんので、根っこから刈り取るような重労働はしませんでした。
1時間弱で作業を終え、麦穂はバケツにつめました。帰り道、右手にスーパーで買った5キロのお米、左手にバケツをもったのですが、左手の方が重いぐらい。麦の種(ハルヒメボシ、100g)が半年で50倍以上になる計算ですから、自然の力は偉大ですね。
「自然農法に挑戦」と言うことで、不耕起、無肥料、無農薬、無除草でやり抜きました。これらのことをしても(あるいは農作業を放置しても)麦の生育にはまったく問題がない(生長を阻害しない)ということがわかりました。これだけでも私にとってはすごい収穫です。
大型連休の最終日には、今日残していた穂をすべて刈り取り、種籾をまく予定です。いよいよ「ハッピーヒル」を播きます。自然農法がどの程度通用するのか、わくわくしてきます。
ところで今日は妻も同伴しました。普段は手伝わずに見ているだけですが、収穫の時は人手が必要でしょうと。確かにこれが凄い戦力でした。私は鎌で穂先を刈り取るのですが、妻は手で穂を引きちぎっていきます。一度に数本まとめるてちぎるので早い早い。ゴジラが東京の街を進んで行くような破壊力(?)でした。たとえは悪いですけど、本当に感謝してます。
うは風に音なき麦をまくらもと(与謝蕪村)
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