百歳まで元気に過ごす健幸な身体づくりの最前線
小論「百歳まで元気に過ごす健幸な身体づくりの最前線」(久野譜也)を読みました。
現代の健康問題はさまざまですが、最大の問題は介護。次が認知症の増加。そして糖尿病から併発する腎臓病の増加でしょうか。腎臓病の年間医療費は初期は5万円。しかし、人工透析が始まると500万円を越えます。透析は週3~4回、1回約6時間かかります。今、ニュースで騒がれていますが、透析はいったん始まると死ぬまで必要。40代前半から透析を始めると平均余命は20~25年なので、透析だけで1人1億円の医療費がかかります。ひえーっ。
こういう情報に接すると日頃の心がけが大事だなって思います。糖尿病とは先天性のものもあるかもしれませんが、多くは後天的。すなわち、ぜいたくな食習慣が原因ですからね。
さて、健康への取り組みです。筆者は健康のために運動不足解消を訴えています。しかし、ただ運動すればいいというわけではありません。特に70歳からは筋肉対策が重要でこれを上手に行うことが健康長寿の秘訣と主張します。
筋肉量を維持するためには筋トレしかありません。ウォーキングなどの有酸素運動では筋肉量の低下は防げません。有酸素運動に筋トレと食事を加えてバランスよく実践することが大事だと。
なかでも転倒を防止し、歩行能力を維持する上で特に重要なのが大腰筋。太ももの深部にある筋肉です。スクワットなどの筋トレを継続して実践し、動物性タンパク質(豚肉)をとることを薦めています。
我が家では2ヶ月ほど前に購入したエアロバイクが大ヒット。バイクこぎは有酸素運動かもしれませんが、負荷を調整できます。負荷をあげると30分も漕げば太ももがぷるぷるになり、階段を降りるときは膝に力が入らなくてちょっと怖いくらいです。これぐらいやれば筋トレでは?
エアロバイクがいいのは本を読みながら、音楽を聴きながら、テレビを見ながら、あるいは・・・しながらできること。それらに夢中になっていればあっという間に30分が過ぎていきます。これは効果が大きいですよ。筋トレ嫌いの私でも、知らない間にやってるんですから。
弱りゆく都市の筋肉「セックスできれいになる!」という説もある(俵万智)
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