維新未来博 子どもに伝えるもの
県民交流センターで開催された維新未来博に行ってみました。私の家族は都合がつかないため、弟ファミリーに声をかけたところ、弟の嫁と小学生の姪と一緒に行くことになりました。
弟の嫁は今、齋藤孝にはまっていて本を家に並べているとか。齋藤孝の講演を聞きたいがために来てくれたようです。それに比べて姪は横転の練習のしすぎで腰が痛いとか、暑くて服を着替えたいとか、眠たいとかを訴えていて飽き飽きしているようでした。
最後の方になって、俳優の迫田孝也とモデルの宮野陽菜のトークショーがありました。宮野陽菜ちゃん。ミスセブンティーンだけあって顔が小さい。今回初めて見たのですが体が本当に細くてびっくり。弟の嫁も「あれは両親に感謝しないとね。あのスタイル、あの顔の小ささは親からの授かりものだよね」とため息をついていました。そして、迫田孝也。宮野陽菜ちゃんと比べて背は低いし、顔の大きさも陽菜ちゃんの2倍ぐらい。横に並んで立ってはいけないと悟ったかも。迫田孝也は笑いをとるべく、トークショーではたくさん語ってくれました。
トークショーの終わり頃に弟と甥っ子2人も遅れて着席。トークショーが終わると、フィナーレのダンスが始まりました。観客席からも観客を装っていたダンサーが突然立ち上がって踊り出すパフォーマンス。そして観客とステージ上の全員が紙飛行機を一斉に飛ばして終了。よく紅白歌合戦のラストにある舞台の両袖から大型のクラッカーからビニールのテープが飛び出しました。
私の隣に座っていた小学1年生の甥っ子は、そんなフィナーレをよそに、空中から降りてくる紙飛行機やビニールテープを必死にかき集めています。みっともないよと声をかけようとするともう一人、必死にビニールテープをかき集めている人がいました。なんと弟です。40歳過ぎたいいおじさんが何やってんの。それを見ていた弟の嫁が「本当に親子でしょう。餅投げのときなんかおばあちゃんもこんな感じで餅を拾うのよ。3世代が同じ格好をしているのを見るとホント笑える」と爆笑。
このイベントは明治維新を成し遂げた郷土の先人の事績や教えを子供らに伝えよう、というもの。なるほど今回の弟と甥っ子の姿をみて「蛙の子は蛙」と納得しました。教えなくても伝わるものはあるんですよね。しかし、イベントの内容が甥っ子らの心にどれだけ残っているのか心配ですが。
目に見えぬ一点がそこにあるように天につり上げられる飛行機(俵万智)
コメント