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2019年2月 7日 (木)

バーバリーチェックの傘の切ない思い出

朝でかけるときは晴れていましたが、天気予報では午後は雨。こういう日は折りたたみ傘を肩掛け鞄に入れて出勤します。

今朝カバンに入れたのは昔から家にある水色の折りたたみ傘。家族の誰も使わない、人気がない傘です。この傘を入れる袋をずいぶん昔になくしているため、タオル地の折りたたみ傘用小物入れに入れました。この袋はFMラジオ「AOR」で紹介され、それから間もなく天文館のロフトで偶然見つけて衝動買いしたもの。

この袋の中は吸湿性の高いタオル地になっていて、濡れた傘を入れても安心という触れ込み。この袋、平べったい長方形で2辺をファスナーで閉じるのですが、水気が多いとファスナーで閉めてもそのあたりから水が染み出てくるんですよね。おかけでカバンの中の書類が濡れて大失敗だったことも。

今では濡れた傘を入れたときは、この袋はカバンの外に出しておくことにしています。かさばるようですが、手に持つよりもまだましかなってとこです。

朝から雨が降る日は、折りたたみ傘ではなく、バーバリーチェックの60センチの傘を差します。通常の大きさよりも遙かに大きい。家に帰ると玄関で傘を開いて干すのですが、大きすぎるためいつも妻に「じゃまっ!」と言われるぐらい。

3年ほど前のこと。帰宅時にバスから降りると急に土砂降り。あわててこの大きな傘を差しました。当時、いつも同じバスに乗っていた女子大生も同じように、持参していた折りたたみ傘を開こうとするのですが、なぜか柄の部分が2つに外れていてうまく開かない。見るに見かねて私の傘を差しだして、彼女が傘を差すまで一緒に傘の中に入ったことがありました。

親切のつもりだったのですがどうやら不審者と思われたようで、その後しばらくして、この時間のバスに彼女が乗ることはなくなりました。笑えるような、情けないような。雨が降る日のバスに乗ると、つい思い出してしまいます。

昨晩の雨を含んでいる芝生ふみしめてゆくつまさきの朝(俵万智)

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