あなたにも この興奮を あげたい
今夜は鹿児島レブナイズ-岐阜スゥープスの試合を見に行きました。入場口で配られたパンフレットによると、同じカードで昨年11月に2連勝しています。今日も勝利の期待が高まります。
ところがどっこい池野恋(いけのこい)、試合開始直後からスゥープが主導権を握り、第1クオーターで最大12点差まで開きました。とにかくシュート率が桁違い。特にポイントガードの伊藤良太(#16)がどこからでもシュートを打ってくる。そしてそれがズバズバ決まる。さらにもう一人、センターのマイケル・アリソン(#44)。とにかくリバウンドに圧倒的に強い。
一方レブナイズ。リバウンドがとれない。先週活躍していたアントン・ウォーレンが競り負けてます。そして先週チーム最多得点の山田もドリブルでゴール下に切り込めない。3Pシュートも外れてばかり。前半はスゥープスがゲームを支配していました。
しかし、第3クォーターに「せごどん」のテーマが流れ始めると試合の流れが変わります。永山が3Pシュートを決めると川上も2本続けて3Pシュートを決める。これで一気に逆転しました。シェルトン・ボイキンも着実にシュートやフリースローを決めていきます。そして何より今夜はディフェンスの動きが落ちない。スゥープスのパスコースを読んでのインターセプトやパスカットが次々と見られ、相手がシュートを打つときにもジャンプして腕を伸ばして防ごうとする執念。スゥープスのシュート率が落ちてきました。
そんな中、この日好調だったマイケル・アリソンが5回の反則で退場。これでゴール下がレブナイズ有利に。第4クオーターでスゥープスが追い上げてきたときはシューティングガードの玉田がリングに嫌われたルーズボールを3本続けて奪取。流れが決定的になりました。
終わってみれば80-74でレブナイズの勝利。後半の逆転劇では観客席も大盛り上がり。手拍子や声援の大きさも過去最高かも。「ビバリーヒルズ・コップ」のテーマにレブニャンタオルを振り回して最高の気分。しかし、観客は250人(と聞こえました)、私が観戦した試合の中では過去最低。せめて家族にはこの興奮を伝えようと、帰宅早々話しかけようとすると「大坂なおみが優勝したよ、凄いゲームだった」と娘が興奮していて私の比ではありません。
ああ、こんな日もあるよね。せめてブログでこの興奮を伝えたい。ちなみに、「ところがどっこい、いけのこい」は広川太一朗節です。懐かしいでしょ(若い人は「誰?」って感じかな)。
あなたにはあなたの土曜があるものね 見て見ぬふりの我の土曜日(俵万智)
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