神の声は意外な人の口から出てくる
ここ数日,ふと空いた時間があると,先週のバーの女性とのやりとりを思い出してしまいます。「(私の話に対して)何の話ですか?(「つまらねよ。いい加減にしろよ」と言いたげに)」「あんた私が気に入らないのかい」「(けんか腰で)すみません」「だったらもう店には来ないよ」「(こっちがお断りだといわんばかりの態度で)すみません」
嫌なことがあると,私は何度も何度も反芻(はんすう)するタイプ。気分転換が下手と言えばそれまでですが,どうやら嫌なことを徹底的に反芻して,考えることが飽きるまで続くみたいです。
女性に嫌われるときはどんな例でも共通して突然です。そして過去の経験からすると,本人に対してではなく,私が彼女の友達に対してしたことが原因になるようです。最初は原因不明で戸惑うことが多かったのですが,40歳を過ぎてなんとなくわかってきました。女性に限らず,私は相手から険悪に扱われたり,毛嫌いされることが多いのですが,その原因は私自身にあると思っています。もちろん,わざと悪さをしている訳ではありません。考えなしにした行為が意図しない結果を招いているという意味で,です。
通常はそんなときでも「どちらが悪い」ではなく,「相性が悪い」と考えるようにしています。その方が気が楽ですからね。
しかし今回の場合、「相性」とはちょっと違うかもしれないという気がします。この7〜8年,仕事帰りの一人飲みを続けてきましたが,どうやらもう終わりにする時期が来たようです。おそらく彼女の態度は天の啓示でしょう。神の声は意外な者の口から発せられますから。ニコラス・ケイジ主演「天使のくれた時間」の強盗犯がキーパーソンであるように。
ハンバーガーショップの席を立ち上がるように男を捨ててしまおう(俵万智)
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