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2018年12月

2018年12月14日 (金)

教育現場の国際化って何だろう?

私が高校生の時。修学旅行の代わりに霧島で2泊3日のキャンプがありました。覚えているのは高千穂登山,キャンプファイヤー,焼き肉を食べたことぐらい。いい思い出かといえば「?」がつきます。これらの記憶には感情が伴っていないのでつまらなかったのかも。それにしても昔の進学校は修学旅行がないのが当たり前でした。

先日,娘が修学旅行先の台湾から帰ってきました。お土産にパイナップルケーキをお願いしていたところ,娘は台湾の形をしたパイナップルケーキ(8個詰め)を買ってきました。1箱千円とか,ちょっと高いけどおいしいんですよね。

私もかつて仕事で台湾に行ったことがあります。食事もおいしく,物価も安く,パイナップルケーキもいろいろ種類があって,これらのおいしい記憶がよみがえりました。妻も昨年,一人で台湾を旅行しているので,これらの思い出話を家族で語り合いました。

考えれば不思議ですよね。親子3人がそれぞれ別々に台湾に行ってるなんて。一昔前からすれば想像もつかない時代です。しかし,修学旅行先に海外を選ぶ高校は,鹿児島県内ではごくわずか。公立高校は1,2校だけみたいです。旅行代金は国内と大差ないので,学校側や保護者の意識の問題なんでしょうね。今や進学校も修学旅行に行くみたい。ただし、行く先は長野のスキーと東京ディズニーランドが鉄板メニューだとか。なんだかなあ。

私が子どもの頃,「これからは国際化の時代だ」とよく学校の先生方から言われていました。しかし,修学旅行の国際化は相当遅れているようです。帰国子女やハーフの児童・生徒は40年前に比べてはるかに増えているはず。先生方にとっては,国際化は身の回りのことで十分だという認識なんでしょうか? それとも修学旅行は国際化とは無関係なんでしょうか?

最近の世の中は矛盾や混乱で満ちあふれています。教育現場も時代の進化に対応できず、混乱しているとしか思えません。そう思うのは多分私だけではないでしょう。

パスポートをぶらさげている俵万智いてもいなくても華北平原(俵万智)