チャレンジ自然農法(5)
今朝は今シーズン1番の冷え込み。日の出とともに市民農園へ出かけました。
到着して畑を見ると歩道を覆う草は真っ白。霜がびっしりと降りていました。私の畑に入るとチンゲンサイの葉にびっしりと白い霜がついています。そして膝の高さまで伸びたぺんぺん草の白い花が畑一面をびっしり覆っています。さすがの私も少々恐ろしくなってきました。
畑からカブやチンゲンサイをもぎ取ろうとするとばりばり音を立てます。素手でつかむと相当冷たい。今日は実家の両親と弟家族に届けるため、食べられそうなものはひととり収穫しました。チンゲンサイは10株、カブもそれと同程度。スティックブロッコリーも結構な大きさに育っていたので数本もぎ取りました。芽キャベツは収穫までもう少し時間が必要みたいです。
それにしてもチンゲンサイの発芽率はすごい。これだけ収穫してもまだまだ残っています。ホウレンソウはクローバーの密林に埋もれていて眼を凝らして見ないとわからないのに。チンゲンサイのいくつかは徒長していました。また、大きく育ったものも地面に接する葉の部分が変色。もったいないことをしました。
2時間後、両親にこれらの野菜を届けると父が「ありがとう。立派に育ったねえ。カブは葉っぱをつけたままにしてよ。葉も食べられるから」「ごめん。葉っぱはもぎ取って畑にまいてきた」「お父さんは昔大根を植えたことがあるけど深く耕しても浅く耕しても大根の生長は変わらなかった。耕しても疲れるだけ」「私は耕さないで種をまくだけだから心配してなくていいよ」「普段仕事をしているから草取りが大変じゃないの」「草取りは畑の境界幅の50センチだけ。あとは放置しているから心配しなくていいよ。だから私の畑は雑草が生い茂って青々してる」これには家族一同大爆笑。
母からは「雑草は種がつく前に掘り起こして、根を上にして土につけないようすること。そのまま枯れて畑のこやしになるから」とアドバイス。母は農家の出だけにいろいろとアドバイスをしてくれました。しかし妻が「この人何を言っても聞かないの。自然農法とかいって。畑を見ると言いたくなるから見ないようにしているの」との突っ込み。「ああ、ほっといた方がいいよ」さすが両親は私のことをよく理解しています。
チンゲンサイ、カブ、ホウレンソウはまだ残っていますが、生育が悪いものばかり。後は放っておくつもりです。ところでこれらの野菜はどんな花をつけるのか? そういう楽しみもあります。
芽キャベツのような夢だね未完熟の言葉に宿る芯のまぶしさ(俵万智)
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