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2018年11月19日 (月)

ごらん、パレードが行くよ

昨日の朝、妻と一緒に高見馬場交差点へ向かいました。明治維新150年記念パレードがあるからです。西郷さんそっくりさんら数百人の行列でした。

日曜日の朝の天文館に人がたくさんいるはずがありません。そして県知事の横には背広を着た10人ぐらいの人の群れが寄り添うように一緒に移動していました。私は来る途中で受け取った小旗を振りつつ、この異様さに思わず笑ってしまいました。

妻は小旗やゆるキャラをスマホで撮影し、さっそくインスタに投稿。しばらくすると妻が「10分経っても誰も見ない」と嘆き始めました。なぜかと問うと2,3分で反応があるのが普通だとか。フォロワーが500人いるとそれが当たり前みたいです。結局パレードが通り過ぎるまでの20分間でインスタを見た人は2人。これが現実ですよね。

パレードを見た後は、妻の案内でさつま町の産業祭へ。こちらは大勢の人々で賑わっていました。農産物の安売りをはじめ、伝統芸能の披露、「こずえそば」など飲食できるテントがたくさん並び、焼き芋を買い求める人が多くて焼くのが間に合わないという光景も目にしました。

先日、先輩とキャバクラで飲んだとき、先輩がその店におにぎりや漬物を準備させていました。「私はいつも乾き物を出すなと言っているですよ。やっぱり一手間をかけるのが大事。袋をあけてピーナッツを出すなんてお客さんに対して愛情がこもってないでしょう。そういうのがないとすぐにお店は潰れてしまいますよ」人生経験豊富な先輩らしいおもてなしでした。

ところで、150年パレードは一体誰のためにやったんでしょうか? 少なくとも沿道の鹿児島市民のためではないですよね。ほとんどの人は知らないんだから。では、誰かのおもてなしでしょうか? 自作自演なのに。

私はパレードで楽しめたかって? もちろんですよ。紬クイーンの3人が歩いているところだけですが。美しい人を見ると心が洗われます。妻も同じ意見でした。本当ですよ。

鶏頭伐(き)れば卒然として冬近し(島村元)

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