時代遅れのマフラーを巻いても誰も見やしない
最近の鹿児島の朝は少々冷え込みます。
私と一緒に通勤バスに乗る女性はコートを羽織るようになってきました。寒がりの私は今月から夏用のスーツではありますが上着を着て通勤。それでもバスの車内は肌寒いので今朝はマフラーを巻いて出勤しました。
濃紺の薄い生地のマフラー。家庭教師のアルバイトをしていたときに、教え子のお母さんからいただいたものです。いくら南国鹿児島とはいえ、冬は寒く、通勤時はマフラーを巻いています。周りを見ると、太い毛糸で編んだマフラーが主流のようですが、薄っぺらい毛布のようなこのマフラーもなかなか暖かく、十分間に合っています。
しかし、職場に行くと暑い。上着を脱ぎ、ワイシャツの腕まくりをするぐらい暑い。朝から扇風機をつけるぐらい暑い。温室効果を発揮しやすい設計になっているようです。室内の二酸化炭素濃度が外気の2倍ぐらいあるんじゃなかろうか。
温室効果といえば、氷山が海中に崩れ落ちる映像を何度も流し、地球温暖化をあれほど警告していたマスコミは、最近「地球温暖化」を使ってる? 聞かなくなったなあ。二酸化炭素濃度は上昇し続けているのに平均気温が頭打ちになっていて温暖化の理論が破綻していることを黙っていたいからなのか。地球温暖化の影響で寒波が来襲するというわかったようなわからないような解説をする気象予報士のせいなのか。原発推進は地球温暖化抑制を錦の御旗にしていたので原発反対派にとって都合が悪いからなのか。
このマフラーを使い続けて25年。あるものですませる頑固な私の前を、節電、マイ箸、マイバッグ。最近はプラスチックストーローの廃止など、環境に優しいという名のブームが通り過ぎていきます。ああそうそう、ゴシップの提供はマスコミの役割でした。
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