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2021年10月

2021年10月10日 (日)

にぎわいが戻ってきた鹿児島市内の飲食店街 フランス家庭料理

ゆうべは妻と二人で鹿児島中央駅界隈にでかけました。

コロナの蔓延防止期間が終了し、飲食店の時短要請もなくなったということで本当によかった。通りには8月9月とはうってかわって歩く人が増えました。

ベル通りにある「がるばんぞう」に入りました。ここはフランス家庭料理のお店。居酒屋やイタリアンがほとんどのこの時代。フランス料理をメインにしているのが気になっていたのです。妻を誘ってみるとOKだったので前から楽しみにしていたのです。

店内はテーブルが3つとカウンターが10席程度。ただし、カウンターは1つおきに使用できないように注意の張り紙がありました。テーブル席も同じ様になっていたのでしょう。となると店内の最大収容人数は10人程度というところでしょうか。

店内にはシェフが一人で切り盛りをしていました。この日の客は私たち2人を含め、全部で8人。シェフは注文をさばくのに大変そうでした。このシェフは30代と思われる女性。髪をカラフルに染めて黒いTシャツを来ているので、一見シェフと言うよりヤンキーって感じでした。が、料理の手際がよく次々とフライパンで調理しては皿に盛り付けていきます。

私たちが注文したのは、きのことベーコンのサラダ、ブイヤベース、ポテトのグラタンの3品。それにテーブルチャージとしてお通し。私はビールを2杯いただきました。

フランス料理ということでブイヤベースを食べたのですが、初めて食べた妻は喜んでいました。最後のポテトグラタンは、これでもか!というぐらいポテトスライスが埋まっていて、お腹を満たしてくれました。

2時間ほど滞在し、妻から職場の不満を聞きながら過ごしました。妻は満足したようです。私も妻のご機嫌がよくなったのでよしとしましょう。

でも、気になったことがありました。

このお店はオープンキッチンだったので、カウンターからは料理の様子を全部見ることができます。感じ方は個人差があるでしょうが、私は落ち着かないですね。

普通の厨房であれば、お客さんに作業場を見せないことで店内の雰囲気を壊すことがありませんが、この店のレイアウトだとそれは難しい。シェフの華麗な手際をみせる試みなんでしょうけど、それよりもオーダー票などの紙などが散らかっていたり、ドリンクを紙パックから注いだりするのを見るのは興ざめでした。

料理はおいしかったので、ちょっと残念でした。ちなみにこのお店の名前は、スペイン語でひよこ豆のこと。シェフが初心忘れずという意味で「ひよこ」にちなんでこの名前を選んだようです。

葡萄牙(ポルトガル)、西班牙(スペイン)に牙あることの詩と真実を話せば長い(藤原龍一郎)