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2021年7月17日 (土)

お酒を飲む量が親密さのバロメーター 

昔の会社の部下を誘って二人で飲みました。相手は30代の女性。私が引き合わせた男性と毎週会っていて,結婚を考えているとのこと。男性の方は結婚したいと積極的みたいなのですが,彼女の父親が気難しい性格らしく,彼女が迷っているようでいまだに挨拶ができていないとのこと。私からすればもどかしいのですが,彼女の父親を知らないだけに無謀なことは言えないし。困ったもんだ。

ところでこの日は鹿児島中央駅近くの「武三」で飲みました。彼女が5年ほど前に利用したことがあるとのことで,彼女の希望でした

注文は,大根サラダ,がらんつ焼,メヒカリの唐揚げ。すべて彼女の希望のとおり。野菜を家ではとっていないとか、彼女が今まで食べたことがないとかのの理由。鹿児島県人で「がらんつ(いわしの丸干し)」を知らないとはちょっと驚きましたが、たしかに私のようなおじさんしか食べないかもなあ。メヒカリは「キビナゴみたいな小魚」と説明すると納得していました。

ひととおり食べた後、もうちょっとおなかに入りそうだったので,「豚足」をお願いしました。彼女は初めて食べるとのこと。コラーゲンたっぷりの豚足を両手でもってかぶりつく様はなかなかのもの。普段は恥ずかしがって内気な彼女ですが,こういうところは非常に大胆で感心します。こういうところが可愛いんでしょうね。

そしてアルコールをほとんど口にしない彼女が珍しく生ビールを飲み干しました(ジョッキ1杯だけですが)。私は生ビールのほかに黒じょかを炭火で温めた焼酎,ライムサワー。いつものとおりなのですが、彼女も私にあわせてくれたんでしょう。知り合って3年ほどですが、彼女がこれだけお酒を飲むのを見るのは初めて。よほどリラックスしていたんでしょうね。

料理はともかく,彼女との話は盛り上がりました。わたしの他愛ない話でも表情を崩してくすくす笑う彼女の顔を見るだけで楽しい気持ちになるものです。彼女の話もとくに笑いをとるほどのものではないのですが,あれこれ思いつくままに話す彼女の気持ちが私を笑わせてくれました。

「今の上司はどうなの? とてもいい奴だけど」と近況を聞くと、「おもしろい人ですよね。この間も飲みに行きたいって周囲の人を誘ってましたよ。断られてましたけど」「あなたが『一緒に行きます』って応じてあげたら?」「いやー、そんなに親密じゃないし」 そんな話を聞くと私と彼女の関係って何なんだろう?ってちょっと考えてしまいました。

2時間飲んだところで私から「じゃあ、帰ろっか」と切り出してお開きにし、店先で彼女と別れました。とても気持ちのいい夜でした。こんな彼女と結婚できる男性は幸せだな。

江ノ島に遊ぶ一日それぞれの未来があれば写真は撮らず(俵万智)

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