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2021年1月

2021年1月23日 (土)

私の頭の中の整理 ブログ更新と読みかけの本の再開を1度に解決

仕事は忙しいものの,最近は夜9時頃には帰宅し,土日も午後は自分の時間がとれるようになってきました。しばらくの間は無為に過ごしてきましたが,そろそろ何かやらなきゃなって気持ちがむくむくと起きてきました。前向きになってきたようです。

とりあえず,本を廃棄することに決めた塩野七生の本を読んでみました。「ルネッサンスとは何であったのか」 西洋史に疎い私ですが,彼女の著作は私にキリスト教を初めとするヨーロッパ人の歴史観,世界観を教えてくれました。でも,1時間も読むとあきあきしてきます。

彼女の著作を机の上に置き,今まで読むのを諦めた本を数えてみました。

「千夜一夜物語」いわゆるアラビアンナイトです。そして「春秋左氏伝」。どちらも途中まではおもしろくて就寝前に読んでいたのですが,いつのまにか手に取らなくなった本です。

そしてこのブログ。当初は1日1話と決めて,毎日更新していたのですが,仕事が忙しくなってきた昨年初めから1年,書くのは週末だけになっています。このブログと読みかけの本をなんとかできないかな,と考えてみました。

ひとつ浮かんだのが「千夜一夜物語」の1夜分を要約し,ブログでアップする方法。シェーラザードの語りを要約するとなると,本も読みこなすし,ブログも更新できるとなれば一石二鳥。それに「千夜一夜物語」をより深く,より読みやすくなるかも。

「千夜一夜物語」は複数の物語が重層的に構成されています。シェーラザードが話す物語の登場人物が,さらに物語を語り,さらにその物語の登場人物が思い出話として語る,そんな構成なのです。そうなると,いったい何層まで降りているのか分からなくなってくる感覚です。物語の迷宮に迷い込んだ気がするのです。

そういう迷いを解決するためにも,要約作業に取りかかりたいと思います。

そしてもうひとつ「春秋左氏伝」。こちらは漢文なのですが国名なのか,地名なのか,人名なのか,登場人物の関係性,身分が非常にわかりにくい。しかも,漢字が日本の常用漢字ではないのでパソコンで変換できないという大問題があります。

かつて,こういうときに外字変換できるようなソフトはないかと探してみたのですが,今に至るまで見当たりません。漢字で表記することが不可能となると,これは外国語だからと割り切るしかないか。つまり,西洋の本と同様,固有名詞はカタカナ表記にするのです。そして要約した文章には,登場人物の身分や関係性がわかるようにすれば,初心者でもとっつきやすくなるのではないでしょうか。例えば,単に「Cは」とせず,「A国の宰相でありBの父であるCは」と表示するように。

そんなことを考えていると,なんだかわくわくしてきました。

人間は生きよと銀河流れおり(上野泰)