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2020年11月15日 (日)

つばめ文庫で絵はがきを大量購入 でも,気になったのは春画本

つばめ文庫という古本屋が鹿児島市武岡にあります。旅をテーマに古書を販売していて,マルヤガーデンや加世田の丁子屋でも出張販売をしているのでご存じの方もいるのでは。

古本屋なのですが,ここには観光地の絵はがきがあります。もちろん古い。ワンセット4~12枚で300円程度という安さ。カラー写真もありますが,モノクロ写真や説明書きが左から右へという,時代を感じさせる絵はがきまであります。

カラー写真であっても昭和中期(高度成長期まで)のものがほとんど。東京などの観光絵はがきもどこか閑散としていて,「いかにも昭和」という匂いが漂っています。

私は海外絵はがき交流サイト「ポストクロッシング」の会員です。月に10~20枚程度の絵はがきを海外の会員に送ります。そうすると,私にも海外各国から絵はがきが届くシステムです。

もともとは切手収集が趣味だったので,海外の珍しい切手を集める手段としてポストクロッシングを始めたのですが,今ではすっかり絵はがきの魅力に取り憑かれました。

さて,つばめ文庫の話。目当ての絵はがきを手に店長が来るのを待っている間,ふと書棚をみると春画の本がありました。春画とは江戸時代のエロ本のこと。性交や女性の裸をのぞく様子を浮世絵にしたものです。ぱらぱらめくりましたが,なんとも男性のちんちんの大きいこと。腕ぐらいの太さです。

当然ながら,ぼかしやモザイク処理はありませんからなんとも生々しい。だから女性器もはっきりと描写されています。出版社は竹書房でした。やっぱりと思いつつも,こういう本を買い求める人ってどんな人なのか気になります。ネットやアダルトビデオで十分なのに,こういう本を買い求めて興奮する人がいるのかしら?

昔読んだマンガに,日本人に対して外国人女性が「オーッ,ウタマロ!」と叫ぶシーンがあったのを思い出しました。ウタマロは浮世絵師の喜多川歌麿のこと。彼の作品は春画が多く,私が立ち読みした作品のように,ペニスが巨大に描かれていました。つまり,日本人男性は巨大なペニスをもっているという意味。

浮世絵がヨーロッパの絵画に影響を与えたことは知られていますが,こういう隠れた影響は意外に知られていないようです。こんなことを書いたところで,私のペニスが大きくなるわけでもないし,女性が喜ぶわけでもありませんけど。

閑話休題。この日は,300円の絵はがきセットを13個購入しました。全部で3900円。家に持ち帰って丁寧に見てみると,戦前のハガキまでありました。合計111枚。1枚当たり35円です。安くてビンテージものばかり。一般の方々には価値がわからないかもしれませんが,私にとっては本当にお買い得です。

きみのいる刑務所とわがアパートを地中でつなぐ古きガス管(寺山修司)

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