やっぱり巨人は1勝もできなかったか 日本シリーズにみるパリーグの力
日本シリーズ,ソフトバンクホークス対読売ジャイアンツの第4戦が終わりました。4-1でホークスの勝利。私の予想通り,ホークスの4連勝。巨人は1勝もできませんでした。
巨人はホークスの投手を打てなかった。それに尽きます。2年連続で4連敗も相当な屈辱ですが,4試合の合計16安打は,昨年の巨人が記録した22安打を更に下回る史上最低の記録です。
巨人はよく四死球を選びました。4試合で13個(1試合当たり3.25個)。セリーグらしいみみっちい作戦ですね。
久しぶりに民放でプロ野球の試合を観戦しました。セリーグ出身の解説者たちが配球などをこと細かく解説してくれます。もしもホークスが負けていたら,ホークスの投手陣のコントロールの悪さはそういった解説者たちの餌食(えじき)になること間違いなかったでしょう。ところがそれを上回るパワーピッチング。文字どおり,巨人打線を力でねじ伏せました。これを見ていた解説者たちは解説に困ったでしょうね。解説者たちの立場を失わせるに足りる,痛快な試合展開でした。
つくづくセリーグの試合は,配球とか,バントやヒットエンドランなどの作戦など,細かいことに解説者がうるさい。セリーグのプレースタイルもそれに対応していったのでしょう。
一方のパリーグはまさに力と力のぶつかり合い。DH制などの影響は否定しませんが,常にフルスイングをする姿勢はホークスが福岡に移転したときから顕著でした。今は鹿児島城西高校の監督をしている佐々木などはその典型です。
日頃,パリーグしか見ていない私にとって,パワーとスピードあふれるプレーはいつものこと。日本シリーズに関するネット投稿をみると,このことに驚いた声があふれていました。なんだか自分のように誇らしく思えます。
ようやくパリーグがセリーグを凌駕(りょうが)したようです。ここまで長かったなあ。
たったひとつのことが言えずに昼下がり野球ゲームに興じる二人(俵万智)
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