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2020年8月 9日 (日)

コロナウイルスの影響でよかったことって何だろう?

新型コロナウイルスの影響で,損失は数えきれません。スポーツ観戦はもちろんのことイベントはことごとく中止。飲み会はすべて中止。県外への移動自粛で観光もダメ。テレビニュースもコロナばかりでうんざり。仕事も苦情の電話対応に,休みがとれないこともしばしば。

では逆に,私にとってどんなメリットがあったのかを考えてみました。

まずは現金収入ですね。異常な残業が続いたこともあって残業代の収入が増えました。もちろん,残業に伴ってタクシー代の支出が毎月5~6万円,残業時間に食べる職場でのおやつ代が月2万円程度。税金もたくさん引かれることになることを考えても左うちわというわけではないけれど,収入が増えたのは確かです。さらに特別給付金までもらえましたからね。

そして無駄な支出も減りました。普段だったら飲み会などの支出があるのですが,すべておじゃんになっています。仕事帰りの寄り道や休日に遊びにいくことがないってことは,それだけ支出の機会もないってことですからね。お金が貯まったのは間違いありません。

次は飲食店ですね。感染を心配する人々が多いおかげで人気のお店にも予約なしで入ることができます。先日は中央郵便局前の「ハイパーチキン野郎」でしたが,昨日は阿久根市の「ぶえんかん」に寄ることができました。「ぶえんかん」は地元の魚を素材にした人気店。これまで2回,昼前に立ち寄ったのですがいずれも10人以上が外に並んでいて断念。ところが今回はちょうど正午だったにもかかわらず,店内は半分程度は空席。お薦めの首折れ鯖の刺身を注文しましたが「うまい」の一言。妻のお刺身定食も美味しそうでした。飲食店のみなさんは経営的に大変でしょうけど,私にとっては非常にありがたい。

そして,よかったことと言えるかはまだわかりませんが,最大の出来事は私の仕事です。今回のコロナ問題対応は空前絶後,前例のないことの連続です。私はこの問題を真正面から受け止めることになりました。

すべてがうまく対処できたわけではありませんが,自分の直感を信じて上司に諮らずに即断即決で指示をだすこともしばしば。こんな仕事をやる機会なんてなかなかありません。1日1日がとても長く感じられます。

でも,こんな壮絶な日々を送ることができるのは,人生で2度と経験できないことでしょう。そう思うと,私はこのときのためにいろいろな仕事を積み重ねてきたのかもしれない,と人生の不思議な巡り合わせに感じ入るのです。

夢のなか風吹き抜けて籠枕(かごまくら) (檜紀代)

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