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2019年7月10日 (水)

一病息災 一事故息災 危険を避けるためには小さいうちにけがをせよ

神社に祈祷するときは「無病息災」を願います。息災とは無事であるということ。

昔、私の父から「一病息災」を教わりました。持病を一つ持つと長生きすると。矛盾するようですが、自分は健康だと過信すれば暴飲暴食などの無理を重ねやすく、逆に健康を損ねてしまいます。しかし、持病をもつと自分の体を大事にしようという気持ちを持ち続け、逆に長生きできるということです。本当だろうかと思っていたのですが、50歳が近くなってきた今になって身にしみるようになってきました。

4月に脱水症状で救急車で運ばれ、1週間入院しました。初めての入院体験でした。脱水症状を起こしたときは焼酎の水割りを飲んでいたのですが、普段よりも少ないぐらい。それでも意識を失って倒れたことから、飲酒をするときは注意するようになりました。

もちろん1,2杯はビールなり焼酎なりを飲むのですが、それは1次会だけ。2次会にはそもそも行かないし、行ったとしてもウーロン茶で酔いを覚ますようにしています。長生きできるかはわかりませんが、健康に留意するようになりました。

もう10年以上昔のこと。急遽、薩摩川内市に出張することになりました。昼食を済ませて車で南九州自動車道を北上しました。普段はなんてことはないのに、この日は異常に眠気がします。途中で完全に意識を失い、高速道路の左側面にぶつかった衝撃で目が覚め、かろうじて停車しました。

周囲を見わたしたところ、他の車や人への被害はなく、私の車バンパーやタイヤのホイールが損傷した程度ですみました。事故を起こしたところは緩やかな右カーブだったからよかったものの、ここは対面通行。左カーブであれば中央線を越えて対向車と正面衝突をしていたでしょう。不幸中の幸いでした。

この事故以来、私は車の運転を控えるようになりました。少なくとも家族以外の人を乗せて運転することは避けるようになりました。昔は会社まで車で通勤していたのですが、このときから完全にバス通勤に。移動するのに多少の時間がかかる生活ですが、交通事故のことは考えずにすむ生活になりました。車なしでも思ったほど不便さを感じていないのが不思議です。私の家と会社がどちらもバス停から歩いて2分の距離にあるというのも影響していると思いますが。

私の娘が種子島の保育園に通っていた頃。当時の園長先生が「子どもは小さいうちにけがをした方がいいの。そうしたら大きなけがをしないから」と口癖のように言って、子ども達を自由に遊ばせていました。子どもの小さいけがはすぐに回復できる、けがをすれば用心するようになる、そうしたら大きなけがを避けることができる。きっと長年の経験で悟ったことなんでしょうね。

「これもいい思い出になる」という男それは未来の私が決める(俵万智)

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