「ひらめきの囲碁学」をさっそくネット対局で実践 その結果は?
昨日読んだ「ひらめきの囲碁学」さっそく実戦で試してみました。
まず「空き隅」に打ちます。4つの隅にすべて石が置かれたら次は「カカリ」。相手がカカってきたときには反対側に開きます。こちらがカカるときには、相手が開くとこちらも2間に開いて辺を占めます。相手がハサんできたときには三々に入って根拠を奪います。
「空き隅」の次は「辺」です。空いた辺に割り打ちをし、相手がツメてきたときにはやはり2間に開きます。相手が二線に打ったときは死活に関係なければ手を抜きました。
こうして隅と辺に根拠をもった後は「模様の拡大」です。ツメた石から中央に1間トビをうち、模様を広げます。
それらが終わると「打ち込み」。ですが、その事前準備として打ち込む場所から逃げていく方向に、自分の石を置く、あるいはそこにある石を強くします。
残念ながら「打ち込み」の機会はほとんどありませんでした。事前準備の段階で相手が警戒して手を入れるため、ほとんどチャンスらしいチャンスがないままでした(棋力がさほどないのでタイミングを逸しただけかもしれませんが)。
そして中盤は、攻めよりも守りを意識し、攻めるときは「根拠を奪う(開かせない)」「ノゾキを打つ(カケツギの急所に着手する)」「ボウシ(封鎖する)」を心がけました。
私のネット対局は、無料ゲームの「SDIN IGO」です。このゲームは1000ポイントからスタートして、勝つとポイントが上がり負けるとポイントが下がるシステムです。ポイントが1000以下の相手だと勝っても10点程度しかもらえません。しかし負けると30ポイントぐらい取られます。逆に1100を超える上級者に勝つとこの逆になります。
私はいつも1000前後。それが今日は開始してから連勝。10局対戦したときには1100を超えました。その後は一進一退。結局今日の夕方に1104で終了しました。一時期は1124まであがったのですが、何回も対局すると集中力が落ちてきますね。
それでも過去最高が1076だった(すぐに連敗で1000に戻りました)ので、すごい進歩です。言葉にすると「たったこれだけ」と思うほど簡単なことが、これまで如何にできていなかったかを証明しています。
これは囲碁に限ったことだけではなく、私たちの普段の仕事(すぐやる、書類整理、TODOリストの活用など)や生活(規則正しい生活、バランスのとれた食事など)にも当てはまるかもしれませんね。わかっていること、知っていることをしていない、やろうとしない。本当にもったいないよね。
あの赤い花がつつじでこの白い花もつつじと呼べる不思議さ(俵万智)
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