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2019年5月 6日 (月)

麦の脱穀作業に1日がかり 妻曰く「それって人生のムダじゃないの?」

昨日の午前中、市民農園で刈り残していた麦穂をすべて摘み取りました。その後はしばらくクローバーで覆われた地表の様子を観察しました。

この4日間晴天続きだったにもかかわらず、クローバーをかき分けてみると地面はじっとりと濡れています。そしてクローバーの根元には白い綿状のものや赤い小さな粒が多数みつかりました。何かは不明ですが昆虫の卵かカビの類(たぐい)でしょう。他にも多様な甲虫、バッタ、そして大きな地蜘蛛がみられました。畑に植えているのは裸麦とクローバーだけですが、ここに住み着く昆虫類はずいぶん種類が増えました。

しらばく観察をしてから除草作業開始。まずは穂がなくなった麦を引き抜きます。根が浅いためスポスポと容易に抜けます。抜いた後を手で触ると冷たい。そして固い。私の期待とは違いました。抜いた麦の根の土をほどき、麦わらをバラバラにして畑全面にまきました。

次に境界から30センチの幅にある緩衝帯(除草を徹底していて土が露出)からさらに10~20センチほどにあるクローバーを土ごとスコップで切り取り、私の畑の中に投げ込みます。つまり除草徹底の緩衝帯の幅を50センチに広げたわけです。これでまた苦情がくれば怒りますよ!!!

今日は麦穂の脱穀作業です。1~2日、自宅のベランダで干していた麦をレジャーシートの上に広げます。まずは棒でたたいてバラバラにしようとしたのですが、全然効果なし。そこでシートにくるんで足で踏みつけたのですが、これまた効果なし。午前の2時間は試行錯誤の連続でした。

お昼ごはんを食べてから作業再開。妻がゴム手袋を提供。これをはめて穂先の方から指で逆なですると面白いように種がとれます。でも麦のとげがちくちくして指先が痛い。

3時の休憩でおやつにケーキを食べた後は、ゴム手袋を二重にはめました。両手ですりあわせるように麦穂をこすります。痛みもなくて作業効率がアップ。午後5時頃にようやく終わりました。

その後は園芸用の篩(ふる)いをつかって種の選別作業。風が強いので上から篩うと籾殻が遠くへ飛び散り、種は下に持ちます。30分ほどでこの作業も終了。やれやれ。

この大型連休中、農作業に4日、時間にして10時間費やしました。裸麦の種の収穫量は確実に一升を越えています。脱穀作業がこんなに大変だとは思いませんでした。

作業を終えた私に妻は「それって人生のムダじゃないの?」とぼそり。「じゃあこの時間に何しろっていうの?」「例えば何か学ぶとか」「それなら日頃から本を読んでるよ。人生は学びだけではなく、こうして何も考えずにひたすらを脱穀作業をすることも、わたしにとっては大事だよ」。そう答えると妻は何も反論しませんでした。勝ち気な妻にしてはめずらしいこともあるものです。

猿山のサル見ておればカッコよき君のセリフを忘れてしまう(俵万智)

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