靴を履くだけでも自分のスタイルを貫くのは難しい
私は普段,職場では黒革のローファーを履いているのですが,かかとのあたりが色落ちしているのが最近気になり始めました。勤務時間以外、このローファーはロッカーに入れっぱなし。私は通勤用と会社用で靴を履き分けているのです。
しかし,このままではまずいなと思い,近くの売店でお手入れセットを購入しました。ブラシ,クリーナー,布,ワックスがひと通りそろっています。すべてミニサイズですが,職場で場所をとるのも困りるので許容範囲でしょう。
昼休みに10分程度、ワックスを塗り,靴を磨きました。光沢がでるとうれしいですね。そういえば、新婚時代はよく妻が私の革靴を磨いてくれました。そんな光景は久しく目にしませんがラブラブだったころが懐かしいなあ。
ところで通勤の時は,晴れた日は歩いて帰るのでスニーカー,小雨の時は防水用の黒革靴,雨天時は黒いゴム長靴と決めています。正統派革靴も1足持っていますが,終日外回りのときだけ。というわけで今日は防水用革靴でした。これが私の靴の中では一番かっこいいですね。
会社からの帰り道、私のスニーカー(ゴム長靴)を見て揶揄(やゆ)する同僚がときどき現れます。嫌みを言う社員は通勤では革靴,社内ではサンダル履き。社内ではそのスタイルが一般的、多数派だから、私の姿が異様な格好に見えるんですね。
でもスニーカー通勤とサンダル履きデスクワーク,どっちが見た目にかっこいいと思いますか? 足が蒸れるとか,革靴は窮屈だからとかサンダル派は言い訳します。それをいうならビジネスシーンでは革靴、歩き通勤にはスニーカー(雨の日は長靴)が機能的なのと何が違うんでしょうか?
今日は雨のため、バスに乗って帰りました。すると昨年朝のバス停で、ハロウィーンの話をした若い女性も一緒でした。バスから降りて二人傘を差し、「仕事帰りはよく歩いて帰宅するんですよ」みたいなことをおしゃべりしながら家路につきました。唯我独尊の私ですが、こんな日は防水用革靴でよかったって思います。
落ちてきた雨を見上げてそのままの形でふいに、唇が欲し(俵万智)
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